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別府湾での殉職
(攻撃第五飛行隊) 高橋重雄 

  鹿屋基地出の殉職
(偵察第四飛行隊) 岡本俊也 

海軍大尉 高橋重雄の戦歴
 
 扶桑 足柄 40期飛学生 横空 攻五
 一九年九月二四日殉職 ニーオ
府立第八中学校
父梁二 母里子
 第四八分隊の体操体技係 被服月渡品係


海軍大尉 岡本俊也の戦歴

 
武蔵 飛鷹 40期飛学生 百里原空 偵四
一九年一〇月七日殉職 二二オ
 県立鹿本中学校(熊本)
父勝浦 母ミツヱ
 第二二分隊の図書係 弓道係

 撃星艦爆の急降下実験中殉職した北川正敏と伊達尚の両期友については前出のとおりであり、それは七月一八日のことであった。その後、部隊に配備中の現代風のことばで表現するならば「欠陥飛行機」の彗星で高橋重雄と岡本俊也の南中尉があいついで殉職した。彼らの彗星といい、中村、上野雨中尉の雷電といい、いずれも新鋭機の採用初期に当り、不測の欠陥を内蔵していたものである。その意味で彼ら四中尉の尊い犠牲の上に、この両機種の完成があったと言い得る。
 
 攻撃第五飛行隊の高橋重雄中尉は九月二四日別府湾での訓練中に、そして偵察第四飛行隊の岡本俊也中尉はその二週間後にいずれもこの聾星で殉職した。高橋中尉の場合は別府湾での事故であったから急降下爆撃訓練中であったと考えられる。南本中尉は鹿屋飛行場での試験飛行中のことであり、機が着陸姿勢に移ったとき発動機停止で飛行場に入り切れず一〇月七日午前九時二五分飛行場の西方二百米に激突し殉職した。